子どもにかかわる仕事がしたくて、大学では児童福祉を専攻しました。特に、学校にかかわる福祉の仕事ができないかと考えていましたが、当時はそのような仕事はありませんでした。

 2005年度になり、大阪府教育委員会では、七つある学区に一人ずつスクールソーシャルワーカーを派遣するようになり、私もその一人として活動しています。スクールソーシャルワーカーというのは、子どもたちと学校と家庭との関係がより良いものになるように、サポートをしていく仕事です。

 学校現場でのソーシャルワークでは、学校で見える子どもたちの様子だけではなく、子どもの生活背景に目を向けることが欠かせません。不登校になったり、態度が荒くなったりした要因に、家庭の経済的な事情が深く関係している場合もあります。子どもの変化の理由を知るためにも、子どもや保護者の立場にたった、多角的な視点を持つことを心がけています。

 仕事内容は、子どもや保護者との面接や家庭訪問、児童相談所や福祉行政などの他機関との調整などさまざまです。子どもの最善の利益を最終の目標にして、先生たちとチームを組んで仕事をしています。スクールソーシャルワークは、まだ始まったばかりの活動ですが、子どもの生活に寄り添うという活動を通して、子どもたちからたくさんのことを学べる仕事だと思います。

このページの記載内容は、本協会が朝日新聞朝刊全国版(2008年5月26日・7月29日)に掲載した広告から転載したものです。
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